
タイの北東部、ウボン・ラッチャターニーという街をご存知でしょうか?古都の面影を残すこの街は、歴史的な寺院や遺跡、そして活気ある市場で知られています。今回は、ウボン・ラッチャターニーの魅力を余すことなく堪能できる観光スポット、「タオ・プラオー」をご紹介します。
「タオ・プラオー」とは、サンスクリット語で「大仏」を意味する言葉です。この寺院には、高さ約12メートルにも及ぶ巨大な金色の仏像が鎮座しており、その荘厳さはまさに息を呑む美しさです。しかし、「タオ・プラオー」の魅力は仏像だけではありません。寺院の建築様式も非常に美しく、タイ伝統建築の精髄を味わえます。
歴史と伝説に包まれた「タオ・プラオー」
「タオ・プラオー」の歴史は古く、16世紀頃に建立されたと言われています。当時のウボン・ラッチャターニーはクメール王朝の影響下にあったため、寺院の建築様式にもクメール風の要素が見られます。
仏像を祀る大堂は、鮮やかな壁画や彫刻で装飾されており、タイの伝統工芸の素晴らしさを堪能できます。特に、仏像の両脇には、精巧な彫刻が施された天女の姿が描かれており、その美しさに目を奪われることでしょう。
神秘的な仏像:黄金色に輝く「タオ・プラオー」
「タオ・プラオー」のシンボルである巨大な金色の仏像は、高さ約12メートル、幅約8メートルというスケールを誇ります。この仏像は、かつては木造だったものが、後に金箔で覆われたと言われています。その輝きは、まるで太陽のように周囲を照らし、訪れる人々に畏敬の念を抱かせます。
仏像の表情は穏やかで慈悲深く、見る者の心を安らげます。特に、手の形は「与願印」と呼ばれる、願い事を叶えてくれると信じられている印相をしています。多くの信者が、仏像の前で手を合わせ、祈りを捧げています。
寺院探訪:タイ伝統建築の美しさを堪能
「タオ・プラオー」の境内には、大堂以外にも多くの建物があり、それぞれが異なる役割を担っています。
建物の名称 | 役割 | 特징 |
---|---|---|
庫裡 (クーリー) | 僧侶の住居 | 木造の伝統的な建築様式 |
Lecture Hall | 教義を学ぶ場所 | 広々とした空間で、仏像が安置されている |
ordination hall | 出家式を行う場所 | 美しい装飾が施された床と天井 |
これらの建物は、タイの伝統的な建築様式を用いて建設されており、木製の柱や梁、屋根瓦など、繊細な彫刻が見られます。寺院全体が美しい庭園に囲まれており、緑豊かな環境の中で心身をリフレッシュできます。
ウボン・ラッチャターニー観光の拠点:タオ・プラオー
「タオ・プラオー」は、ウボン・ラッチャターニーの観光スポットの中でも特に人気が高く、多くの観光客が訪れます。寺院内には土産物店や食堂もあり、観光客のニーズに対応しています。
また、「タオ・プラオー」周辺にはホテルやレストランも充実しており、観光の拠点として最適です。ウボン・ラッチャターニーを訪れる際には、ぜひ「タオ・プラオー」に足を運んで、タイの伝統文化と建築の美しさに触れてみて下さい。
訪れる際の注意点
- 寺院は神聖な場所であるため、服装には注意が必要です。露出の多い服装や短パンなどは避けて、肩を覆い、膝下丈の服装を心がけましょう。
- 撮影は許可を得てから行いましょう。特に仏像の撮影は厳しく制限されている場合があるので、事前に確認しておくことが重要です。
「タオ・プラオー」を訪れることで、タイの伝統文化と宗教への理解を深めることができます。また、美しい建築物や彫刻を鑑賞することで、心に残る旅になること間違いなしです。