
イギリスの首都、ロンドン。その名の通り、ロンドンは歴史と文化が凝縮された魅力的な都市です。街中を歩けば、古くから続く伝統を感じさせる建物や、近代的な建築物に出会い、目を奪われます。
今回は、ロンドンの象徴とも言える「ロンドン塔」についてご紹介します。この壮大な城塞は、9世紀に建設され、王宮、監獄、宝物庫、そして処刑場として様々な役割を担ってきました。ロンドン塔の歴史を紐解けば、イギリスの栄華と苦悩、そして人々のドラマが詰まっていることに気づくでしょう。
築城から現代まで:ロンドンの歴史を刻む城塞
ロンドン塔は、ウィリアム征服王によって1066年に建設されました。ノルマン征服後、戦略的な要衝として機能し、王の権力と支配を象徴する存在でした。その後、数世紀に渡り、王宮や監獄として利用され、多くの歴史上の人物に関わってきました。
例えば、アン・ブーリンが処刑された場所としても有名です。また、王室の宝石や美術品などが保管されていた「ジュエルハウス」は、現在でも大勢の観光客を魅了しています。
塔内の見どころ:時空を超える旅へ
ロンドン塔は、外壁から内部まで見どころ満載です。以下に、主要な展示エリアと見どころをご紹介します。
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ホワイトタワー: ロンドン塔の中心となる建物で、かつては王室の居城として使用されていました。内部には、豪華な装飾が施された部屋や、武器や鎧が展示されています。
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ジュエルハウス: 王室の宝物であるクラウン・ジュエルズが展示されている場所です。サファイアとルビーが輝く「ブラックプリンス・ルービ」や、ダイヤモンドが散りばめられた王冠などは圧巻です。
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聖ジョージ礼拝堂: 14世紀に建設されたゴシック様式の礼拝堂です。かつては王室の結婚式や戴冠式が行われていました。内部には、美しいステンドグラスが輝き、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
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ラベッツ・タワー: 13世紀に建てられたこの塔は、かつては王の寝室として使用されていました。現在では、歴史的な武器や鎧などが展示されています。
見どころ | 説明 |
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白の塔 | 王室が居住していた中心部 |
ジュエルハウス | 王冠や宝石などの宝物 |
聖ジョージ礼拝堂 | 歴史的な儀式が行われた場所 |
ラベッツ・タワー | 歴史的な武器や鎧が展示 |
ロンドン塔訪問のヒント:スムーズに観光を楽しもう!
ロンドン塔を訪れる際には、事前にチケットを購入しておくと、入場待ち時間を短縮できます。また、オーディオガイドを利用すると、より深く歴史や建築について学ぶことができます。
開館時間: 火曜日から日曜日まで午前9時~午後5時30分 (最終入館は午後5時) 休館日: 月曜日 入場料: 大人£29.90、子ども£14.90 (6歳以下無料)
ロンドン塔は、歴史好きだけでなく、建築や宝石に興味のある方にもおすすめです。壮大な城塞の姿と、その内部に眠る歴史的宝物は、きっとあなたの心を掴むでしょう。
ロンドン観光をもっと楽しく!
ロンドン塔を訪れる際には、周辺の観光スポットも合わせて訪れてみましょう。
- タワーブリッジ: ロンドン塔から徒歩10分ほどの場所にある、世界的に有名な橋です。夜にはライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。
- 大英博物館: 世界最大の博物館の一つで、古代エジプトのミイラやギリシャ・ローマ時代の彫刻など、膨大な数の展示品があります。
ロンドンは、歴史、文化、エンターテイメントなどが融合した魅力的な都市です。ぜひ、この機会にロンドン塔を訪れて、その壮大さと歴史を感じてみて下さい。