
インド北西部、ラージャスターン州に位置するジャイプールは「ピンクシティ」の愛称で親しまれる魅力的な都市です。その名の通り、街全体がピンク色の砂岩で築かれており、歴史と文化が息づく独特の雰囲気を醸し出しています。ジャイプールには数多くの見どころがありますが、中でも特に目を引くのが「パレス・オブ・ウィンドス」と呼ばれる建物です。
パレス・オブ・ウィンドスは、18世紀にマハラジャ(王)の妃たちが宮廷の様子を眺めたり、外から覗き込まれることを防ぐために建てられたと言われています。5階建てのこの建物には、953個もの窓が緻密なデザインで並んでいます。まるで蜂の巣のようなこの窓たちは、風通しをよくし、かつ装飾性を兼ね備えています。窓の大きさや形はそれぞれ異なり、繊細な彫刻が施されているものも多く、その美しさは息を呑むほどです。
パレス・オブ・ウィンドスの魅力を探る
パレス・オブ・ウィンドスを訪れる際には、その壮大な建築だけでなく、周辺の街並みや歴史にも目を向けてみましょう。
1.ピンクシティのシンボル
パレス・オブ・ウィンドスは、ジャイプールの象徴的な建造物であり、街を一望できる場所にあります。特に夕暮れ時になると、建物の砂岩が夕陽に照らされ、幻想的な光景が広がります。周辺には、伝統的な市場やレストランが軒を連ね、活気あふれる雰囲気を味わえます。
2. 手工芸品とスパイスの香り
ジャイプールは、美しい手織りのテキスタイルや宝石細工、陶器など、様々な手工芸品で有名です。パレス・オブ・ウィンドス周辺には、お土産屋さんや工房が多く、旅行者に人気があります。また、インドのスパイスは世界的に知られていますが、ジャイプールでは特に多くの種類のスパイスを手に入れることができます。
3. インドの伝統料理を楽しむ
ジャイプールでは、北インドの伝統的な料理を味わうことができます。辛くて濃厚なカレーやナン、サモサなどの定番メニューに加えて、地方ならではの独特の味を楽しめるレストランも多数あります。パレス・オブ・ウィンドス周辺には、屋台から高級レストランまで、様々な選択肢がありますので、自分好みの味を見つけてみてください。
パレス・オブ・ウィンドスへのアクセス
ジャイプール国際空港からは車で約30分、ジャイプール市内中心部からは徒歩圏内です。観光客向けのタクシーやリキシャも利用できます。
交通手段 | 所要時間 | 料金 |
---|---|---|
タクシー | 約30分 | 約500ルピー |
リキシャ | 約45分 | 約200ルピー |
パレス・オブ・ウィンドスは、インド旅行のハイライトになること間違いなしの観光スポットです。その美しさに心を奪われ、忘れられない思い出を作りましょう。